一般社団法人日本窯業外装材協会(NYG)は、1982(S57)年の「乾式防火サイディング懇話会」を前身とし、今日に至る迄約40年間にわたり窯業系外壁材の分野を通じて住環境の向上に寄与すべく活動を行って参りました。
当協会は、流通業者、施工業者、お施主様等各チャネルのお客様方、学識経験者、関係官庁、各種団体のご指導、ご協力、ご理解をいただきながら防耐火性、耐久性、施工性、意匠性に優れた窯業系外壁材の開発、改良および普及促進に努めております。おかげ様で皆様方より窯業系サイディングが安心で安全な建築材料である事を評価いただき、現在では7割以上の新築住宅にご採用いただいております。昨今は地震を初めとする大きな自然災害が頻繁に発生しておりますが、阪神淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災等における住宅の被害調査では、窯業系サイディングが地震にも強いことが確認されております。
住宅業界も住宅やご採用いただく材料が安全で安心である事はもとより、量から質への転換、環境への配慮、少子高齢化への対応等将来を見据えた多くの課題がございます。当協会と致しましてもリフォームへの対応、中低層非住宅物件への採用促進等による需要の拡大を初めとした明日への展望を見据えながら、環境の変化、社会のニーズを捉え、国民の住生活と住環境の向上の為、今後も邁進して参りたいと存じます。